研究課題
基盤研究(C)
超音波モータをマイクロ化しようとするとき、通常サイズの振動子にホーンと伝送線をとりつけて、細線である伝送線に振動を集中させるアイディアを提案した。本研究では、伝送線の先端に設置する振動方向変換体として、スプリングを使用した場合、スプリングワッシャを使用した場合、それぞれについて回転機構の振動をレーザドップラで測定し、振動速度および位相が測定できた。それらにより先端の振動分布がわかるようになり、今後の設計に役立てることが可能になった。
超音波工学
本研究は、国内学会や国際会議では類似研究はほとんど見ることができず、オリジナリティの高い研究であると考えている。医用内視鏡への応用も考えているが、工業用内視鏡など、派生の分野への応用ももちろん可能である。従って、本研究で得られたデータに関しては、世界的にも独自で貴重なもので学術的意義があり、汎用性が見込めることからも社会的意義があると考えている。