昨今、二酸化炭素の排出抑制を目指し、電気自動車 (EV) や燃料電池自動車 (FCV) の開発が盛んになされている。あわせて、電池から供給される電気エネルギーを効率的に自動車の駆動に利用するため、車重の軽量化も検討されている。申請者の金色・銀色多結晶膜は、メタリックペイントから得られる塗膜より、密度が低い。このため、車重の軽量化、ひいては電気エネルギーの効率的利用と二酸化炭素排出の抑制にも貢献できると期待される。 このような状況の中、申請者が有する、絶縁性の金属フリーな金属光沢多結晶膜は、上記の課題に対し一つの解を提供するものと期待される。
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