本研究は,廃コンクリートの新しいリサイクル法として,沖縄県産の廃コンクリートを砕いた再生骨材を粉末化し,放電プラズマ焼結法により高強度セラミックスの創製を検討した.セラミックスは,I. 再生細骨材粉末を用いたセラミックス,II. 再生粗骨材粉末を用いたセラミックス,III. 再生細骨材粉末とフライアッシュを用いた3種類を検討した.3種類のセラミックスの曲げ強度は,Porcelain stoneware tileを規定したISO 13006の曲げ強度35 MPaより高い値を示した.また,フライアッシュは,再生細骨材粉末を用いたセラミックスの強化粒子として作用することがわかった.
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