研究課題
基盤研究(C)
水で塗布し、水で現像するフォトリソグラフィ用砂糖由来水溶性ナノパターニング可食材料の設計指針・要素技術について研究を進めた。新型コロナウィルス感染拡大により、国内外の量産型露光装置へのアクセスに制限があったが、おおむね順調に進展した。天然資源を活用した砂糖由来のフォトリソグラフィ用水溶性ナノパターニング材料の学術論文、外部講演発表、展示会出展、及び新聞等の公開に加え、レジストの知的財産権の有償譲渡を達成でき、日本が得意とする高付加価値機能材の産業力強化へ貢献できた。
フォトリソグラフィ
食品偽装・医薬品偽造の拡大が世界的な問題として消費者・患者の安全や生産者の信用、品質保証、更に高付加価値食品・創薬研究を揺るがす脅威となっている。食品・医薬品カプセル・錠剤上に直接偽造防止ホログラムのナノパターニング加工が行える研究成果物 フォトリソグラフィ用砂糖由来水溶性ナノパターニング可食材料を活用して、微細加工材料の新規な分野・用途展開を加速すると共に、地域(富山)の旗艦産業である医薬品・食品分野の信頼回復を目指す。