研究成果の概要 |
鉄系超伝導体FeSeと遷移金属ダイカルコゲナイドWTe2, MoTe2, SnSe2に対し、常圧溶液反応法とソルボサーマル法を用いてコインターカレーションを行い、種々の新超伝導体の合成に成功した。 FeSeでは、Liと直鎖モノアミンであるオクタデシルアミンのコインターカレーションにより、Fe - Fe層間長が今まで報告された最高値となる新超伝導体の合成に成功した。 他方、WTe2とMoTe2においては、コインターカレーションにより超伝導転移温度Tc = 3.8 - 5.6 Kの新規超伝導体を合成することに成功し、SnSe2においても、Tc = 5.5 - 7 Kの新物質合成に成功した。
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