研究課題/領域番号 |
19K05252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分29010:応用物性関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
塚田 真也 島根大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (90570531)
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研究分担者 |
藤井 康裕 立命館大学, 理工学部, 講師 (50432050)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 誘電体 / ラマン分光法 / 相転移 / 構造物性 / 多変量解析 |
研究成果の概要 |
結晶の構造やダイナミクスを調べることができる「角度分解偏光ラマン分光法」に多変量曲線分解を適用して,データの情報を落とすことなく簡便に解析する手法を確立した。そして,リラクサー強誘電体の角度分解偏光ラマンスペクトルを種々の条件で大量に取得し,多変量曲線分解を用いてそれぞれを比較することにより,相境界における大きな電場応答の機序を明らかにした。
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自由記述の分野 |
物性物理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
角度分解偏光ラマン顕微鏡の開発と解析手法の発展により,これまでのラマンマッピングの情報に偏光の情報が付与され,物質の性質をより深く知ることができるようになった。この新しい光計測で明らかにしたリラクサー強誘電体の巨大電場応答のメカニズムを基に強誘電体の性能が上がれば,「超音波検出感度向上による超音波画像の改善」や「強力超音波発生による診断装置の小型化」など,次世代の超音波診断装置開発に役に立つと考えている。
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