直径100ナノメートルのシリカ粒子を用いた微細凹凸構造の上に、大気圧低温プラズマを用いて酸化亜鉛薄膜の柱状構造を組合せた。また、大きさの異なるシリカ粒子を組み合わせた微細凹凸構造を作製した。それら表面にフッ化炭素系化学吸着単分子膜を形成することによって超撥水性透光性表面を作製できたことは学術的に意義が大きい。現在、世界におけるスマートフォンの出荷台数は20億台を超えた。これら機器のタッチパネルに防汚表面を提供できることは世界的な波及効果が非常に大きい。また、世界の太陽光発電パネルの出荷量は年々伸びており、防汚表面を提供するで維持コストが低減することから、波及効果が期待できる。
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