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2021 年度 研究成果報告書

磁気力場プロセスにおける結晶成長その場観察と新奇材料作製

研究課題

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研究課題/領域番号 19K05290
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分30010:結晶工学関連
研究機関東北大学

研究代表者

高橋 弘紀  東北大学, 金属材料研究所, 助教 (60321981)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード磁場中結晶成長 / 磁場中気相輸送法 / 磁気力 / 強磁場 / その場観察
研究成果の概要

磁場・磁気力場を利用した材料プロセス開発の1つとして,磁場中で物理気相輸送法による結晶作製を可能とする装置を試作し,尿素を試料として実証を試みた.その結果,尿素結晶の析出位置が磁気力の影響を受けること,即ち,上向き磁気力が働く場合には磁気力が働かない場合に比べて上方に,下向き磁気力下では下方に結晶が析出することを見出した.このことは,気相の動きを磁気力によって制御できる可能性を示唆している.

自由記述の分野

磁気科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

磁場中物理気相輸送法によって析出する結晶の位置が磁気力の影響を受けるということは,成長空間の温度勾配に加えて磁気力によっても析出位置を制御できる可能性を示している.磁場に対する応答が弱い反磁性物質に対しても明確な磁場,磁気力の影響が示されたことで,大半が反磁性である有機材料に対しても磁場中プロセスを利用することで新奇材料の作製が期待できる.

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公開日: 2023-01-30  

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