高い近赤外光の吸収特性と生体親和性をもつナフタロシアニン系ナノ粒子であるシリコンナフタロシアニン、銅ナフタロシアニン、塩化アルミニウムフタロシアニン等を液中レーザーアブレーション法でナノ粒子分散水溶液として作製し、光音響信号を含む各種特性を調べた。 生体利用に適する2次粒径の数百nmから数十nmものが作製可能であり、併せて、光音響イメージングのための高い光音響信号強度が得られることが分かった。特に、銅ナフタロシアニンナノ粒子等では一般的にバイオイメージングのマーカーとして使用されているインドシアニングリーンより、同濃度で高い信号強度が得られた。併せて、関連する多くの知見が得られた。
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