常温で成育するメタン生成アーキアMethanosarcina acetivoransをリットルスケールで培養し、無細胞タンパク質合成系に使用する細胞抽出液を嫌気的に調製することで、chloramphenicol acetyltransferaseをマイクログラムスケールで合成することに成功した。細胞抽出液の不活化要素として、tRNAの不活化と某かの翻訳因子の酸化が原因であることを明らかにした。またM. acetivoransにベクターDNAを導入することに成功し、puromycin N-acetyltransferase遺伝子の発現を確認した。
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