• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

1細胞解像度イメージングによるオオムギ茎頂メリステムアトラスの創出

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K05975
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39010:遺伝育種科学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

井藤 純  横浜市立大学, 木原生物学研究所, 特任助教 (20373269)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード形態形成 / 茎頂分裂組織 / 花成 / ムギ / 幹細胞
研究成果の概要

植物の茎の先端には「茎頂メリステム」と呼ばれる組織が存在し、そこから地上部のあらゆる器官が作り出される。茎頂メリステムは少数の未分化な幹細胞と様々な器官・組織へと分化する細胞など複数の細胞種から構成される。本研究では、イネ科作物の一つ、オオムギの茎頂メリステムの形態や活性を細胞レベルで解析する技術基盤の確立を目指し、茎頂メリステムを構成する全細胞可視化と画像解析による観察手法の最適化を行った。確立した手法を用いて、発生過程に伴う茎頂メリステムの形態変化や茎頂メリステムの機能の消失過程を1細胞レベルで明らかにした。

自由記述の分野

植物分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、様々な栽培環境における1細胞解像度のオオムギ茎頂メリステムのアトラス(地図)を創出した。これらの茎頂メリステムアトラスには、生理活性物質の局在や1細胞 RNA-seq 解析など様々な情報を書き込むことが可能である。今後、茎頂メリステムアトラスを用いることにより、茎頂メリステムに存在する全ての細胞を網羅的に分析することが可能となり、植物のボディプランの根幹をなす茎頂メリステムの1細胞レベルでの機能の理解につながることが期待される。また、本研究で確立した解析手法は他の作物にも利用可能であり、同様の解析基盤技術の整備の推進にも貢献できる。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi