雑草防除資材の原料確保と効果的な緑化管理の観点から、緑地管理によって排出される植物残渣の利用について検討した。様々な植物残渣とその原料化方法を検討した結果、公園の剪定枝や路肩の雑草残渣が雑草抑制資材の原料として有効であることが明らかとなった。また、原料として有効な植物種として、害虫発生源となるリスクが少ないタデ科の多年草のイタドリを有望視した。一方で、イタドリは難防除雑草ともいわれている。そのため、雑草刈りとイタドリの生育との関係を明らかにし、イタドリ群落の保全と防除を両立する効果的な雑草刈り方法を提案した。
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