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2021 年度 研究成果報告書

魚類筋肉pH調整に及ぼす食餌性エルゴチオネインの影響

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06235
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40040:水圏生命科学関連
研究機関東京海洋大学

研究代表者

大島 敏明  東京海洋大学, 学術研究院, 名誉教授 (70134856)

研究分担者 石川 雄樹  東京海洋大学, 学術研究院, 博士研究員 (50638004)
長阪 玲子  東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (90444132)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードエルゴチオネイン / エルゴチオネイン輸送体タンパク質 / ニジマス / ギンザケ / マスノスケ / pH / 死後硬直 / 抗酸化
研究成果の概要

エルゴチオネイン(ET)の顕著な酸化還元電位は、酸化を防ぐのに効果的である。食品の需要が高まっているが、酸化や食品の変色による収穫後の劣化は、品質と供給の大幅な低下につながる。本研究は、食用サケ科魚種におけるET輸送体タンパク質(ETT)の最初の同定を達成した。腸、肝臓、血球、筋肉でのETT遺伝子の発現は、食餌からのETの取り込みと筋肉への蓄積を示している。食用魚種のETTを特定し、さらに、食餌性ETを介してその転写調節を解明した。さらに、推定ETT遺伝子の発現は、貯蔵中の脂質の酸化と肉の変色に関する品質の低下を防ぐ戦略としてサケ養殖におけるME補給の可能性を示唆している。

自由記述の分野

食品栄養化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

1)食用魚種におけるETTの最初の同定を示しています。ニジマスはETTを持っており、ETの取り込みを仲介します。腸、肝臓、血球、筋肉でのETT遺伝子の発現は、食事からのETの取り込みを示し、筋肉への蓄積を示している。食用魚種のETTを特定し、食餌性ETを介してその転写調節を解明した最初の知見である。2)数種サケか魚類における推定ETT遺伝子の発現は、貯蔵中の脂質の酸化と肉の変色に関する品質の低下を防ぐ戦略としてサケ養殖におけるME補給の可能性を示唆している。3)ESHを含む飼料を介してESHを組織に蓄積し死後硬直の遅延に関与することを,ニジマスを用いて初めて明らかにした。

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公開日: 2023-01-30  

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