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2021 年度 研究成果報告書

都市化による土壌の化学的性質の変化-特に酸の中和-が都市林の炭素動態に及ぼす影響

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06333
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分41050:環境農学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

高橋 輝昌  千葉大学, 大学院園芸学研究院, 准教授 (20291297)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード都市化 / 都市緑地 / 土壌 / 有機物分解 / 生物多様性 / 土壌酸性
研究成果の概要

都市化に伴い、土壌中の粉塵由来のカルシウム、マグネシウムなどの濃度が高まり、植物に吸収されるマンガン量が相対的に減少したことと、窒素濃度が増加したことにより落葉などに含まれる難分解性有機物の分解が抑制されて土壌中の炭素濃度が高まった。また、都市化による粉塵の影響で土壌の酸が中和され、土壌動物の多様性が低下したことで、土壌動物による落葉分解が抑制されたことも土壌中の炭素濃度を高める要因であった。

自由記述の分野

緑化工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

都市緑地を管理する際に、都市環境が都市緑地生態系におよぼす影響に配慮する必要がある。現在の都市緑地での植物管理は、山岳地の森林や農地といった、都市化の影響をあまり受けていない地域で得られた知見に基づいて行われている。今後、都市域での緑地管理には、自然界の物質循環の要素を取り入れた管理を行うことが望ましく、都市環境が物質循環特性におよぼす影響を明らかにした本研究の成果が活かされると考える。

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公開日: 2023-01-30  

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