研究成果の概要 |
酪農家畜(ウシ、ヤギ、ヒツジ)の初乳より、オリゴ糖ヌクレオチドの分離と構造解析を試みたが、再現よく分離することができず、単糖ヌクレオチドUDP-Gal, UDP-Glc, UDP-GalNAc, UDP-GlcNAcが分離、同定された。 その腸管細胞のバリア機能強化に及ぼす効果を調査するため、小腸を模した系として腸管上皮細胞の共培養系を使用し,UDP-Gal, UDP-Glcを添加して、6~24時間培養した。ついで細胞からRNAを抽出し、リアルタイムPCRにてMUC2, MUC3遺伝子発現への影響を調査した。結果、6時間培養によってUDP-GalによるMUC2遺伝子発現量の上昇が発見された。
|