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2021 年度 研究成果報告書

イヌAR複合体を起点としたホルモン療法抵抗性前立腺がん診断・治療戦略の創出

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06390
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分42020:獣医学関連
研究機関日本獣医生命科学大学

研究代表者

落合 和彦  日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 准教授 (30550488)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードイヌ / 前立腺がん / アンドロゲン受容体
研究成果の概要

ヒトで難治性のアンドロゲン受容体シグナル(ARシグナル)非依存前立腺は、去勢条件下で生じるイヌのホルモン療法抵抗性前立腺がん病態と近似しており、イヌ前立腺がんの発症・難治化メカニズム解明の意義は大きい。
申請者は、アンドロゲン非依存条件下で起こるイヌのARシグナル伝達機構を解明するために、イヌAR全長をクローニングし、各種実験に供してきた。その中で、イヌARに存在するグルタミン(Q)の繰り返し数がARシグナル伝達機構におよぼす影響について、細胞生物学的に検証した。この機構を調節する因子としてのREIC/Dkk-2およびSGTAの役割についても検証した。

自由記述の分野

獣医分子腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

イヌは去勢により雄性ホルモン分泌の遮断を行うにもかかわらず、雄性ホルモン誘導性の前立腺がんを発症する。このメカニズム解明はヒト前立腺がんのうち、ホルモン療法に抵抗性を示す難治性症例の病態解明に繋がることが期待される。本申請課題では、イヌのアンドロゲン受容体がもつ構造多型がアンドロゲン受容体シグナル伝達におよぼす影響について解析した。また、本機構に対する、がん抑制遺伝子REIC/Dkk-3およびコシャペロン分子であるSGTA分子の関与についても解析した。

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公開日: 2023-01-30  

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