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2021 年度 研究成果報告書

ショウジョウバエ視細胞における極性輸送のライブイメージングによる観察

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06663
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分44010:細胞生物学関連
研究機関広島大学

研究代表者

佐藤 明子  広島大学, 統合生命科学研究科(総), 教授 (30529037)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードゴルジ体 / ショウジョウバエ / 視細胞 / 網膜
研究成果の概要

複雑な構造を持つショウジョウバエ視細胞が、その構造を形成・維持するために必要な機構、極性輸送に関わる因子を同定し解析を行った。具体的には、側底面への輸送に必要なCrag/Rab10/Ehbp1と光受容膜への輸送に必要なRab11を活性化するGEFであるPcsを同定し、その解析結果を報告した。また、光受容膜への極性輸送に必要なRab11がゴルジ体のトランス側に付着している意味について解析を行い、ゴルジ体とリサイクリングエンドソーム(RE)の密接な関係を見出した。このゴルジ体へ付着したREは一部の膜タンパク質を選別して取り込み、ゴルジから離れることで特定の細胞膜ドメインへ輸送していると考えられた。

自由記述の分野

膜交通

研究成果の学術的意義や社会的意義

複雑な構造を持つショウジョウバエ視細胞が、その構造を形成・維持するために必要な機構、極性輸送に関わる因子を同定し解析を行った。このような因子の欠損はしばしば網膜変性症を発症することから、人の疾患の原因解明や治療に重要な知見である。また、リサイクリングエンドソーム(RE)とゴルジ体の関係を解析した結果、REがこれまでトランスゴルジ網(TGN)と呼ばれてきた構造とほぼ同じ膜構造体ではないかと考えられた。これは、TGN. REの定義の再考を促す細胞生物学上の重要な発見である。

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公開日: 2023-01-30  

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