研究課題/領域番号 |
19K06776
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44050:動物生理化学、生理学および行動学関連
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研究機関 | 公益財団法人サントリー生命科学財団 |
研究代表者 |
酒井 翼 公益財団法人サントリー生命科学財団, 生物有機科学研究所・統合生体分子機能研究部, 研究員 (40414122)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | テスト細胞 / 卵胞 / ペプチド / 進化 / 脊索動物 |
研究成果の概要 |
本研究は、尾索動物ホヤのアンチセンスRNA翻訳産物の同定および機能解明を目的としており、酸性プロテアーゼ遺伝子アンチセンスRNAにコードが予測された51アミノ酸残基ペプチド(PEP51)をカタユウレイボヤ卵巣抽出液から多種HPLCと質量分析計を用いて単離同定し、さらに卵巣中の卵胞テスト細胞において卵黄形成終了期特異的に発現すること明らかにした。
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自由記述の分野 |
進化細胞機能学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アンチセンスRNAの翻訳産物の同定にあたり、生化学的手法と質量分析を駆使して、実験・解析において取り扱いが困難かつ存在量が極微量の約6kDaペプチドを迅速に同定する方法が確立され、PEP51の存在を示すと共に、その解析基盤の学術的な意義は大きい。また、組織学的解析によって、PEP51の卵胞成長における機能を示す結果が得られ、アンチセンスRNAの種特異的な機能の意義と生物学的役割を明らかにする道が拓かれた。
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