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2021 年度 研究成果報告書

リン脂質ホスファターゼによる神経軸索の細胞骨格制御と側枝形成の分子機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06923
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分46020:神経形態学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

安村 美里  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20533897)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードリン脂質ホスファターゼ / 軸索側枝 / 皮質脊髄路
研究成果の概要

皮質脊髄路の神経細胞が橋核に伸ばす側枝をモデルとし、軸索の細胞骨格制御や側枝形成におけるリン脂質ホスファターゼの役割について解析を行った。着目したリン脂質ホスファータゼを皮質脊髄路の神経細胞でノックダウンすると、橋核に伸ばす軸索側枝の形成が阻害されることや、軸索の伸長が著しく阻害されることを明らかにした。また、培養神経細胞を用いた実験から、軸索の枝分かれを制御していると考えられている分子と相互作用することも明らかにした。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

軸索側枝形成は脳が精緻な神経回路を形成するメカニズムの1つであるが、側枝の形成を促すトリガー分子や細胞骨格の変化を引き起こす分子機構などは未だ十分には解明されていない。リン脂質ホスファターゼが軸索側枝形成に関与していることを示した本研究によって、神経回路形成の仕組みの理解が進むと期待できる。
脳は損傷を受けると機能障がいが起こるが、代償機構が働くことで一部の機能は回復する。代償機構を担うのは軸索側枝形成による神経回路の再編成であるので、本研究の成果は、代償機構を向上させ、脳機能を回復させる新たな方法の開発にもつながると期待できる。

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公開日: 2023-01-30  

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