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2021 年度 研究成果報告書

抗体医薬の中分子化を目指した多点結合型Multi-FLAPの創製

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06970
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
研究機関東京工業大学

研究代表者

門之園 哲哉  東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (10510282)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード中分子創薬 / 創薬デザイン技術 / タンパク質分子設計 / 抗体代替分子 / 標的結合小型タンパク質
研究成果の概要

がんを始めとする様々な疾患の分子標的治療薬として、抗原に強く結合する抗体医薬が盛んに開発されている。しかし、抗体は分子サイズが大きく複雑な構造を持つため医薬としての利用には制限があり、分子改変により抗体を小型化する技術の開発が求められている。
本研究では、スーパーコンピューターを駆使した分子デザインにより、抗体の15分の1のサイズの小型代替分子Multi-FLAPを創り出すことに成功した。また、抗原との結合領域を2か所設計することで、相乗効果により強い結合力が得られる現象を見出した。さらに、今後の医薬応用に向けて、体内動態を改善する手法を開発した。

自由記述の分野

創薬科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗体医薬は分子サイズが大きく複雑な構造を持つため、適用疾患が限られることや、製造コストおよび治療コストが非常に高額であることなど、新たな課題が顕在化している。本研究でデザイン理論を構築したMulti-FLAPは、分子サイズが小さいため化学合成で安価に調整でき、さらに組織浸透性の向上により適用疾患の拡大に繋がると期待できる。本研究はすべての人々に安価かつ高品質な医療を提供することを目指している。

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公開日: 2023-01-30  

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