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2021 年度 研究成果報告書

受容体型チロシンキナーゼによる細胞分裂制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07055
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
研究機関京都薬科大学

研究代表者

中山 祐治  京都薬科大学, 薬学部, 教授 (10280918)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード細胞分裂 / 受容体型チロシンキナーゼ / EphA2 / IGF1R / ALK / v-Src
研究成果の概要

細胞分裂は複製したDNAを二つの娘細胞に分配する過程であり、Ser/Thrキナーゼによる制御が知られている。本研究では、プロテオミクス解析および阻害剤ライブラリーを用いたスクリーニングにより見出した、受容体型チロシンキナーゼの細胞分裂への関与について解析した。阻害剤処理あるいはsiRNAによるノックダウンによりEphA2、IGF1R、ALKの阻害が細胞分裂異常を誘導すること、特に、IGF1RとAurora Bを同時に阻害することで著しい細胞増殖抑制が起こることを見出した。さらに、チロシンリン酸化制御の破綻が、細胞分裂を標的とする抗がん剤感受性を低下させることも見出した。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞分裂制御関連タンパク質の機能異常は染色体不安定性を介して細胞のがん化に関与するため,新規制御機構の解明は,新たな細胞がん化機構の発見につながる。また,細胞分裂制御に関わるタンパク質は,抗がん剤を開発するための標的分子となる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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