研究課題/領域番号 |
19K07315
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48030:薬理学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
菅波 晃子 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (10527922)
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研究分担者 |
田村 裕 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (50263174)
岡本 芳晴 鳥取大学, 農学部, 教授 (50194410)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 分子標的薬 / 光免疫療法 / がん微小環境 / 制御性T細胞 / 免疫抑制機構 |
研究成果の概要 |
本研究では,制御性T細胞(Treg)の機能を阻害する分子標的薬としての「ペプチド医薬」をLP-iDOPEとNIR-LEDによる“光免疫誘導法”にアジュバントとして付加することで,がん微小環境に於けるTregの免疫抑制機構を解除し,細胞障害性T細胞の抗腫瘍免疫応答が機能する“新規光免疫誘導法”を構築した.
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自由記述の分野 |
生命情報科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本庶佑(2018年ノーベル賞)らによるT細胞性免疫の機能抑制に関わる「免疫チェックポイント阻害剤」の開発を受けて“がん免疫療法”は,実臨床において顕著な効果を示している.現在,さらなる治療効果の向上を目指して,分子標的薬,化学療法,放射線照射療法などとの併用が模索されている.しかしながら,がん微小環境に於いては,細胞障害性T細胞(CTL)によるがん細胞殺傷機能である抗腫瘍免疫応答が,制御性T細胞(Treg)による巧みな免疫抑制機構によって阻害された状況にある.そのため,本研究が目指すところのがん微小環境に於けるCTLへのがん細胞殺傷機能の賦活化は,学術的にも社会的にも極めて重要な課題である.
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