研究課題/領域番号 |
19K07345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
矢野 佳芳 (早川佳芳) 新潟大学, 医歯学系, 特任助教 (60397320)
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研究分担者 |
矢野 真人 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (20445414)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 希突起膠細胞 / 髄鞘形成 / RNA制御 / 脂質代謝 |
研究成果の概要 |
我々は、希突起膠細胞(OLs)の分化段階および神経系での様々な細胞種ごとのトランスクリプトーム情報を元にpSI解析を行い、OLs特異的かつ分化段階で一過性に発現する新規RNA結合蛋白質としてRochsを同定した。本研究では、Rochsの機能解析を行い、RochsがOLsにおいて脂質代謝を制御し、髄鞘の形成を制御する分子であることを同定した。さらに、Rochsは脂質代謝やOLs分化において重要な制御因子のmRNAに直接結合することが明らかになり、Rochsはその制御分子の発現調節を介して脂質代謝やOLsの成熟を正に制御する分子であることが示唆された。
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自由記述の分野 |
分子神経生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脱髄性疾患の一つである多発性硬化症は希突起膠細胞(OLs)が形成する髄鞘が障害され、脱髄と寛解を繰り返し進行する難治性疾患であり、未だ病態の解明には至っていない。我々は、OLsの分化段階および神経系での様々な細胞種ごとのトランスクリプトーム情報からpSI解析を行い、OLsの分化に伴って発現が変動する新規RNA結合蛋白質としてRochsを同定した。さらに本研究により、Rochsは重要な制御因子のmRNAへの結合を介してOLsの成熟を正に制御する分子であることが明らかになり、髄鞘形成不全症や脱髄性疾患の分子基盤の解明に繋がる基礎的な知見が得られた。
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