• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

腫瘍関連疾患発症におけるDR6の関与

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K07360
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48040:医化学関連
研究機関北里大学

研究代表者

藤倉 大輔  北里大学, 獣医学部, 准教授 (70547794)

研究分担者 北村 浩  酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (80312403)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードTNFRSF21 / 腫瘍 / マクロファージ
研究成果の概要

Death receptor 6 (DR6, TNFRSF21)はTNF受容体スーパーファミリーに属し、種々の免疫疾患モデルの病態形成に関与することが報告されている。また、種々のがん患者組織標本におけるDR6発現が報告されているが、腫瘍に対する免疫応答におけるDR6の機能的役割については不明な点が多い。本研究では、DR6欠損BALB/cマウスを作製し、CT26細胞担がんマウスモデルを用いて、DR6の腫瘍免疫応答における機能について解析を行った。その結果、DR6欠損は移植腫瘍塊への免疫担当細胞の浸潤に影響しうるが、CT26移植腫瘍塊の形成に顕著な影響は見出されなかった。

自由記述の分野

分子免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

DR6はがん患者組織や種々の腫瘍由来培養細胞における発現亢進が報告されており、また、腫瘍マーカーとしての可能性が報告されるなど、DR6と腫瘍形成への関与が示唆されるが、その機能的役割については不明な点が多い。本研究では、DR6欠損BALB/cマウスを作成し、マウス腫瘍細胞同種移植モデルを用いて、腫瘍に対する宿主側免疫応答におけるDR6の機能について解析を行った。本研究では宿主側免疫細胞の腫瘍浸潤に対してDR6が機能的に関与しうることが明らかとなった。今後はDR6を発現する免疫細胞が関与する他の免疫疾患におけるDR6の機能的役割を解析することで、DR6が新たな免疫療法標的分子となるか検討したい。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi