• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

難治性膀胱尿路上皮癌におけるアンドロゲンの意義と治療標的の可能性

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K07420
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関東北医科薬科大学

研究代表者

中村 保宏  東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (80396499)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード膀胱尿路上皮癌 / アンドロゲン受容体 (AR) / PMEPA1 / EMT
研究成果の概要

免疫組織化学的検討にて、筋層浸潤膀胱尿路上皮癌と同リンパ節転移検体でのAR発現は概して低いものの、AR高発現を示す症例が一部存在することも確認された。ヒト膀胱尿路上皮癌細胞株であるT24細胞に対してAR強制発現株作成を行った結果、AR関連因子であるPMEPA1の発現上昇が確認された。他、T24細胞のPMEPA1強制発現株ではEMTマーカーのvimentinの発現が減少し、更にT24細胞のAR-PMEPA1二重強制発現株ではDHTの濃度依存的にcaspase-9の発現上昇、増殖能低下がみられた。以上から、膀胱癌ではAR、PMEPA1、EMTの関連性が病態に重要な影響を与えうる可能性が示唆された。

自由記述の分野

人体病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、これまであまり関連性が提唱されてこなかった膀胱尿路上皮癌とアンドロゲンとの関係について、新知見を得ることが出来た。本研究成果により、アンドロゲンに着目した難治性膀胱尿路上皮癌の新たな診断バイオマーカーや治療方法の開発につながる可能性が期待できうるものと考えられる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi