研究課題/領域番号 |
19K07628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
佐々木 泉 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 講師 (80611037)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | コレラ毒素 / NLRP3インフラマソーム / Pyrinインフラマソーム / IL-1beta / 腹腔マクロファージ |
研究成果の概要 |
コレラ毒素(Cholera toxin: CT)は、免疫アジュバントとして機能し、炎症性サイトカイン産生などを誘導する。我々はこれまでに、CTの構成分子であるBサブユニット(CTB)がマウス腹腔常在マクロファージ(RPM)に作用し、リポ多糖(LPS)と協調して炎症性サイトカインIL-1βの産生を誘導することを明らかにしてきた。しかし、この誘導機構は不明な部分が多い。そこで本研究ではこの誘導機構の解明を試みた。今回、CTBが小胞体ストレスセンサーIRE1αを活性化すること、IRE1αがIL-1β産生誘導に関与することを明らかにしたのでここに発表する。
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自由記述の分野 |
免疫
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小胞体ストレスは、糖尿病などの病態形成に関与するが、その分子機序の解析は基本的に培養細胞を用いて検討されており、生体内の細胞における分子機構は不明な部分が多い。また、免疫アジュバント活性における小胞体ストレス応答の意義もよくわかっていない。本研究により、生体内のマクロファージにおける小胞体ストレス応答機構が明らかとなり、この機構がCTBによる炎症性サイトカインIL-1βの産生誘導に関与するというユニークな知見を得た。本研究は免疫アジュバント活性の新しい分子機序の解明だけでなく、小胞体ストレスが関与する種々の疾患の新規治療薬開発にも貢献することが期待される。
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