研究課題/領域番号 |
19K07888
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
神出 計 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80393239)
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研究分担者 |
樺山 舞 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50635498)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 高齢者 / 高血圧 / 血圧変動 / 老年症候群 / 認知機能 / フレイル / 家庭血圧 / 在宅医療 |
研究成果の概要 |
高齢者の血圧は血管硬化や自律神経機能低下の影響で短・長期的な変動が増すことが知られているが、このような血圧変動が老年症候群に与える影響については十分には検討されていない。本研究課題では、90歳以上の超高齢者を含む地域在住高齢者ならびに要介護状態にある在宅医療受療中の身体機能、認知機能の低下した虚弱高齢者を対象に、縦断的な解析により高齢期の血圧変動と老年症候群との関連とその機序を明らかにすることで、今後求められるエビデンスに基づく高齢者血圧管理法の確立に貢献するデータを創出することを目指して、高齢者疫学研究から血圧変動性と老年症候群の関連性、特に認知機能障害とフレイルとの関連を明らかにした。
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自由記述の分野 |
老年医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の社会的意義としては、高齢者における血圧変動性が老年症候群の発症や進展に及ぼす可能性を明らかにした点である。つまり血圧値のレベルとは別に、家庭血圧における変動性が大きいことは85歳以上の超高齢者では認知機能低下のリスクになることなどは、高齢者の血圧管理は血圧レベルのみならず、家庭血圧値の日内変動も考慮に入れた管理が求められるというようにその管理法に示唆を与えている点である。
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