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2021 年度 研究成果報告書

フローサイトメトリーによる成熟リンパ系腫瘍の微小残存病変検出系の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07903
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

松下 弘道  国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 科長 (50286481)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードフローサイトメトリー / 微小残存病変 / 悪性リンパ腫 / 慢性リンパ性白血病
研究成果の概要

近年慢性リンパ性白血病(CLL)に対する治療法が進歩し、通常の検査では検出できないレベルまで白血病(CLL)細胞を減らすことが可能になりました。その結果、疾患の状況をより細かいレベルまで把握する指標が必要となってきました。そこで、この研究は安価で迅速に行うことができるフローサイトメトリー(FCM)を用いて、日本人の特性に合わせたCLLの微小残存病変(MRD)の評価法の開発を目的としています。これまでの検討で、典型的な症例であれば0.01%までCLL細胞の検出は可能であることが示されました。一方で、非典型的な症例のためにはさらなる改善が必要と考えられました。

自由記述の分野

臨床検査学

研究成果の学術的意義や社会的意義

西欧では、CLLのFCMを利用したMRD評価法の統一化が図られています。一方、アジアではCLLは欧米に比し比較的に稀で、また非典型例の割合が高いと報告されており、西欧で認められるCLLと同一の疾患でない可能性があります。日本におけるCLLの治療効果や予後の判定のためには日本人に合わせたMRD評価法を開発することが重要であると考え、本研究を行いました。今回の検討では非典型的な症例の評価を行うには不十分と考えられましたが、今後改善を加えながらより良いものにしていきたいと考えております。

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公開日: 2023-01-30  

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