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2021 年度 研究成果報告書

好酸球ペルオキシダーゼ抗体の存在から難治性好酸球性気道炎症の新たな治療戦略を探る

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07949
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関関西医科大学

研究代表者

小林 良樹  関西医科大学, 医学部, 講師 (10375298)

研究分担者 神田 晃  関西医科大学, 医学部, 准教授 (70375244)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード好酸球ペルオキシダーゼ抗体 / 好酸球性ムチン
研究成果の概要

難治性好酸球性気道炎症の病態メカニズムの一つとして好酸球性ムチンの形成(分解異常)に着目した。好酸球性ムチン中には好酸球ペルオキシダーゼ(EPX)に対する自己抗体(EPX抗体)が存在し、その分解異常や好酸球の活性化に関与していることがわかった。低濃度のEPXでEPX抗体を中和することでムチンの分解が促進され、難治性好酸球性気道炎症に対する新たな治療戦略となる可能性が示唆された。

自由記述の分野

気道炎症

研究成果の学術的意義や社会的意義

好酸球性ムチンの気道局所への蓄積は、喘息・好酸球性副鼻腔炎などの難治性好酸球性気道炎症において治療抵抗性の主要な原因となっている。自己抗体EPX抗体がムチン中に存在し、好酸球の活性化とムチンの分解異常に関与すること、EPX抗体の中和がムチンの分解に有効であることがわかり、病態解明および新しい治療薬開発の一助となる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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