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2021 年度 研究成果報告書

筋萎縮性側索硬化症の病態を再現した新規モデル動物構築

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08006
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

高橋 祐二  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 病院, 部長 (00372392)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード筋萎縮性側索硬化症 / ErbB4 / コンディショナルノックアウトマウス / 運動神経細胞死
研究成果の概要

ErbB4は運動神経細胞の生存に必須であり、ErbB4の機能低下がALS共通の病態であるという仮説をin vivoで検証する為に、タモキシフェン依存性運動神経特異的コンディショナルノックアウトマウス(cKOマウス)を作製した。cKOマウスにおいては投与後5ヶ月後以降でクラスピングの出現を認めた。病理学的解析では、投与後3ヶ月目で脊髄前角運動神経細胞数の40%程度の減少を認めた。残存神経細胞はErbB4の染色性は保たれていた。ErbB4が成熟脊髄運動神経細胞の生存に必須であり、cKOマウスがALSの病態を再現したモデル動物であることを支持する成果が得られた。

自由記述の分野

臨床神経学、臨床遺伝学、分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、ErbB4が運動神経細胞の生存に必須であることが明らかになり、ErbB4の機能低下性変異・ErbB4発現低下が運動神経細胞死の直接の原因になり得ることが示された。ALSの新たな病態機構の解明という学術的意義と共に、根本治療の開発に向けた創薬シーズ候補分子の同定という社会的意義も有すると考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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