新潟県全域の産科医療機関に協力して頂き、約5500名の妊産婦を対象に、妊娠期から産後早期にかけての不安や抑うつ、児とのボンティングに関するデータを収集した。同時に、妊産婦の発達特性やパートナーとの関係性、両親から受けた養育体験についてのデータ、および分娩歴や出産方法、児への栄養方法などの産科学的データも収集した。 得られたデータを様々な角度から多変量解析を行い、妊娠期から産後早期にかけての児とのボンティングに、これらの精神医学的および産科学的因子がどのように影響しているのかを明らかにし複数の論文で報告した。本研究で得られた知見をもとに、周産期のメンタルヘルス向上のための介入方法を構築していく。
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