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2020 年度 実施状況報告書

レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症に対する経頭蓋直流電気刺激(tDCS)

研究課題

研究課題/領域番号 19K08056
研究機関関西医科大学

研究代表者

吉村 匡史  関西医科大学, リハビリテーション学部, 教授 (10351553)

研究分担者 北浦 祐一  関西医科大学, 医学部, 講師 (10632804)
木下 利彦  関西医科大学, 医学部, 教授 (20186290)
砂田 尚孝  関西医科大学, 医学部, 講師 (30809398)
西田 圭一郎  関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40567567)
池田 俊一郎  関西医科大学, 医学部, 講師 (40772231)
嶽北 佳輝  関西医科大学, 医学部, 講師 (70548403)
新道 賢一  関西医科大学, 医学部, 助教 (80784561)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード経頭蓋直流電気刺激法(tDCS) / レビー小体型認知症(DLB) / アルツハイマー型認知症(AD) / 意欲低下(アパシー) / 認知症の行動・心理症状(BPSD) / 定量脳波 / LORETA / EEG microstate
研究実績の概要

今なお研究開始準備の段階であり、倫理審査未承認である。対象となり得る参加者に関するスクリーニングも行っているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、本研究の対象となり得る年齢層(60歳以上80歳未満)の患者の受診控えが著しく、その進捗も思わしくない。そのため、現在のところは今後本研究で得られる結果との比較検討の参考にする目的で、本研究で用いる手法である経頭蓋直流電気刺激法(tDCS)に関する、当施設での先行研究データ(脳波データ、心理検査結果などの臨床尺度)の解析を、研究補助員を雇用して行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究は臨床研究法における特定臨床研究に該当することから、倫理審査申請に時間を要している。ほか、COVID-19により、所属施設内での業務において種々の新たな対応を要したこと、対象となり得る参加者のスクリーニングが困難であったことが影響していると考えられる。

今後の研究の推進方策

倫理審査申請の過程を継続しつつ、対象患者に関する検討、関連領域における最新の知見の収集に努める。現行の研究計画にて倫理審査申請が困難と考えられる場合は、既存の認知症脳波データの解析からDLB、ADの脳内神経ネットワークと臨床症状との関係を明らかにすること、年齢層別の検討を行うなど、研究計画変更に関しても考慮する必要がある。

次年度使用額が生じた理由

実験の進捗が遅れているため、次年度使用額が生じた。今年度はより積極的に研究を遂行し、学会等にも参加して最新の情報収集を図る。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件)

  • [雑誌論文] うつ病・うつ状態における経頭蓋直流電気刺激の効果2020

    • 著者名/発表者名
      佃万里, 吉村匡史, 西田圭一郎
    • 雑誌名

      臨床精神医学

      巻: 49 ページ: 741-748

  • [学会発表] Clinical use of quantitative EEG in Psychiatry2020

    • 著者名/発表者名
      Masafumi Yoshimura
    • 学会等名
      ECNS 2020 Annual Conference of ECNS, ISNIP, ISBET & ISFSI
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 精神科領域における電気生理学的知見2020

    • 著者名/発表者名
      吉村匡史, 池田俊一郎, 北浦祐一, 西田圭一郎, 木下利彦
    • 学会等名
      日本臨床神経生理学会学術大会 第50回記念大会
    • 招待講演
  • [学会発表] 薬物と脳波2020

    • 著者名/発表者名
      池田俊一郎, 吉村匡史, 桂功士, 南翔太, 佃万里, 上田紗津貴, 山根倫也, 木下利彦
    • 学会等名
      日本臨床神経生理学会学術大会 第50回記念大会
    • 招待講演
  • [学会発表] 精神疾患における電気生理学的アプローチ2020

    • 著者名/発表者名
      池田俊一郎, 吉村匡史, 桂功士, 南翔太, 佃万里, 上田紗津貴, 山根倫也, 木下利彦
    • 学会等名
      日本臨床神経生理学会学術大会 第50回記念大会
  • [学会発表] うつ病患者と健常者におけるtDCS効果検証 -タスクスイッチング課題を中心に-2020

    • 著者名/発表者名
      西田圭一郎, 越川陽介, 南翔太, 吉村匡史, 石井良平, 森島陽介, 山根倫也, 木下利彦
    • 学会等名
      日本臨床神経生理学会学術大会 第50回記念大会
  • [学会発表] マインドワンダリングの軽減を目的とした徐歩下経頭蓋直流刺激による長期的オーギュメーション効果 -二重盲検比較試験 (RCT)-2020

    • 著者名/発表者名
      西田圭一郎, 森島陽介, パスカル-マルキ ロベルト, 吉村匡史, 南翔太, 池田俊一郎, 佃万里, 桂功士, 上田紗津貴, 山根倫也, 越川陽介, 木下利彦
    • 学会等名
      日本臨床神経生理学会学術大会 第50回記念大会
  • [学会発表] 神経生理学的有向性コヒーレント(Isolated effective coherence: iCoh)を用いたうつ病における症状別の抗うつ薬治療反応予測2020

    • 著者名/発表者名
      南翔太, 西田圭一郎, 吉村匡史, 木下利彦, 加藤正樹
    • 学会等名
      日本臨床神経生理学会学術大会 第50回記念大会
  • [学会発表] 神経性やせ症における定量脳波解析の検討2020

    • 著者名/発表者名
      佃万里, 池田俊一郎, 上田沙津貴, 南翔太, 桂功士, 山根倫也, 北浦祐一, 西田圭一郎, 吉村匡史, 木下利彦
    • 学会等名
      日本臨床神経生理学会学術大会 第50回記念大会
  • [学会発表] タスクスイッチ課題遂行中のうつ病患者への前頭前野経頭蓋直流電気刺激(tDCS)の効果の検討2020

    • 著者名/発表者名
      南翔太, 越川陽介, 西田圭一郎, 吉村匡史, 石井良平, 森島陽介, 山根倫也, 木下利彦
    • 学会等名
      第116回日本精神神経学会学術総会
  • [学会発表] 反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)の大学導入への取り組みと運動閾値に影響する因子の検討2020

    • 著者名/発表者名
      池田俊一郎, 吉村匡史, 嶽北佳輝, 北浦祐一, 青木宣篤, 南翔太, 桂功士, 佃万里, 木下利彦
    • 学会等名
      第116回日本精神神経学会学術総会
  • [学会発表] 関西医大総合医療センター精神神経科での物忘れ外来の変遷について2020

    • 著者名/発表者名
      鈴木美佐, 嶽北佳輝, 吉村匡史, 木下利彦
    • 学会等名
      第35回日本老年精神医学会

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公開日: 2021-12-27  

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