研究成果の概要 |
20症例のIPMNを組織別に low grade, high grade, 浸潤癌化病変の3群に分類し、グローバルレベルでのDNAメチル化の比較を行った。またIPMN部分や浸潤癌部をレーザーマイクロダイセクションにより選択的に抽出し、各々からDNAおよびRNA抽出を行った。RNAレベルでのエピゲノム制御関連遺伝子の発現についても定量的RT-PCRで比較した。DNAメチル化の指標である5-メチルシトシン(5-mC)のレベルは IPMNの悪性化に伴い有意に低下した。またメチル化DNAの脱メチル化中間産物である5-ヒドロキシメチルシトシン(5-hmC)についても有意な低下を認めた。
|