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2021 年度 研究成果報告書

自己免疫性肝炎におけるエクソソームの網羅的解析と病態への関与

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08447
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

大平 弘正  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90274951)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード自己免疫性化肝炎 / エクソソーム / microRNA
研究成果の概要

本研究では、自己免疫性肝炎(AIH)の血清エクソソームのmiRNAを網羅的に検討し、miR 557の発現レベルが、原発性胆汁性胆管炎などの対照疾患に比し有意に高いことを明らかにした。また、miR-557高値は、AIH患者の再発リスクと関連していた。miR-557mimicによる末梢血単核細胞のmiR-557発現の増加により、TNF、IL-6、IFN-γなどの炎症性サイトカイン発現が増強されることが明らかとなった。以上の成績から、miR-557はAIHの診断バイオマーカーとして重要な役割を果たす可能性がある。

自由記述の分野

肝臓病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

自己免疫性疾患である自己免疫性肝炎(AIH)は原因が不明であり、疾患特異的マーカーの同定や病態解明ならびに治療抵抗例に対する治療法開発が急務となっている。本研究の成果により新たな診断バイオマーカーとして、miR-557が候補の一つとなり、疾患の再燃予測にも有用性が期待される。さらに、miR-557を治療標的とする新たな治療薬開発にも繋がる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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