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2021 年度 研究成果報告書

次世代型HDL模倣ペプチドの多機能性と安全性の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08528
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関福岡大学

研究代表者

朔 啓二郎  福岡大学, 医学部, 教授 (40183371)

研究分担者 三浦 伸一郎  福岡大学, 医学部, 教授 (20343709)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードApoA-I模倣ペプチド / 動脈硬化 / 抗炎症作用 / 血管新生作用 / 抗アポトーシス作用
研究成果の概要

次世代型HDLペプチドとして、コレステロール引き抜き能が向上した改良型ApoA-I模倣ペプチドを作成した。抗炎症作用は、そのペプチドにより誘導されていた。また、抗アポトーシス作用は、改良型模倣ペプチドをHDLと前処理することによりCaspase-3活性化を有意に抑制していたが、HDL単独と効果は同様であった。血管新生作用は、模倣ペプチドをHDLと前処理すると従来型ペプチドよりも有意に血管新生を誘導した。また、改良型よりもさらにコレステロール引き抜き能が向上したペグ化模倣ペプチドも開発した。さらに、ドキソルビシン誘導心機能障害マウスモデルにてApoA-I模倣ペプチドが心機能障害を抑制していた。

自由記述の分野

動脈硬化

研究成果の学術的意義や社会的意義

動脈硬化は、心血管病を引き起こすがその制圧は非常に重要である。しかし、その制圧は十分でない。そこで、新たな治療法が必要である。高比重リポ蛋白(HDL)は、末梢からコレステロールを引き抜き、動脈硬化を抑制するが、HDLコレステロールの量を増加させたり、機能を向上させる方法は十分でない。この次世代型HDLペプチドは、その機能を高める有用な方法となる可能性が高く、今後の研究次第では新規の有力な抗動脈硬化療法となる。

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公開日: 2023-01-30  

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