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2021 年度 研究成果報告書

好中球性炎症におけるドーパミンシグナルの解析とその応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08887
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

松下 祥  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (50167649)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード好中球性炎症 / ドーパミン / D1Rアンタゴニスト / D2Rアゴニスト
研究成果の概要

免疫担当細胞におけるドーパミン(DA)の作用を解明し以下の成果をあげた。①IL-21の発現制御機構②樹状細胞(DC)に発現するFcεRIシグナルがTh1を誘導する③DCが産生するAChがTh1を誘導する④DAシグナルはヒトTh1/17にIL-8を誘導する⑤ダイアジノンによるセロトニン受容体刺激は抗原提示細胞からIL-8を誘導する⑥DAシグナルは獲得免疫だけではなく自然免疫におけるサイトカイン産生も制御している⑦TAはD2様受容体アゴニストであり潰瘍性大腸炎モデルを軽快させる⑧TAは乾癬、歯周病、アトピー性皮膚炎モデルを軽快させる⑨A2aRアンタゴニストは乾癬と好中球性気道炎症モデルを軽快させる

自由記述の分野

免疫学、膠原病およびアレルギー内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫担当細胞自体が神経伝達物質を産生・貯蔵・分泌していることを明らかにした。実際パーキンソン病治療薬は自己免疫病をはじめとする各種好中球性炎症に対する抑制効果を示した。ヒトに対しても有効である可能性が高い。次いで、活性化T細胞(特にTh1 とTh17)自体がIL-8 を大量に産生しており、D2 様受容体アゴニストがこれを抑制することを明らかにした。これはすでに成立した病気に対してもD2 様受容体アゴニストが有効であることを示唆しており、今後の治療薬の開発に大きく貢献していく成果と考える。

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公開日: 2023-01-30  

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