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2021 年度 研究成果報告書

腸上皮組織におけるO-GlcNAc修飾の役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08998
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

卯木 智  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (20378483)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード糖鎖修飾 / 腸管 / SGLT1
研究成果の概要

腸管上皮におけるO-GlcNAc修飾が栄養素の吸収や糖代謝に与える影響を明らかにするため、腸管上皮細胞特異的Ogt遺伝子欠損マウスを作製し、表現型を検討した。また腸内分泌細胞(STC-1細胞)で、糖輸送担体の発現を検討した。Ogt-VKOは低体重、血糖低下をきたし、経口ブドウ糖負荷試験にて血糖上昇が抑制された。機序として小腸でSGLT1発現が低下していることを見しだした。さらに、STC-1細胞において、O-GlcNAc修飾の増減させることで、SGLT1発現量がKOマウスの結果と同様に変化した。O-GlcNAc修飾は腸管において糖質の吸収に関与していることが示唆された。

自由記述の分野

糖尿病

研究成果の学術的意義や社会的意義

消化管を介した糖吸収が、全身の代謝に関わるという点で画期的である。O-GlcNAc修飾は腸管内の糖質を感知することで、PKA-CREBを介してSGLT1の発現を調整しており、O-GlcNAc修飾を介したグルコース吸収の抑制は肥満、糖尿病の新しい治療法につながる可能性があると考えられた。

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公開日: 2023-01-30  

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