EDAR刺激抗体によるEDA-A1シグナル活性化とその代謝に対する影響の検討およびAAVによるEDA-A1特異的な肝臓での過剰発現モデルの解析を行なったが、血糖は上昇傾向を示したものの顕著な代謝系表現系の変化は認められなかった。そこで発展的課題として皮膚と代謝との関連をとらえるべく検討を進めた。皮膚の熱放散へのインターベンションは、全身の代謝に対して影響を与えうることが示された。また肥満モデルマウス皮膚のはシングルセル遺伝子解析を行い、各種細胞群において遺伝子発現の変化が生じており、その一部は炎症や全身の熱産生などに関わりうることを見出した。
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