研究課題/領域番号 |
19K09127
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
浜部 敦史 札幌医科大学, 医学部, 助教 (60621034)
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研究分担者 |
竹政 伊知朗 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50379252)
石井 雅之 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (50643201)
沖田 憲司 札幌医科大学, 医学部, 助教 (70517911)
西舘 敏彦 札幌医科大学, 医学部, 助教 (80404606)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 直腸癌 / ctDNA / MRI |
研究実績の概要 |
進行直腸癌のプレシジョンオンコロジー治療戦略を確立すべくctDNAの術前治療の推移およびMERCURY studyプロコールに準拠した撮像方法による直腸MRI画像を複合的に評価することとした。 進行直腸癌の手術先行群に対しては、術前と術後の合計2ポイント、術前治療を実施する症例に関しては、診断時、術前治療終了後、手術後の合計3ポイントで採血のうえ血漿を確保した。 2021年度中に進行直腸癌35症例91血漿検体の収集を完了し当初予定していた症例集積はおよそ達成できた。 手術先行5例、NAC 13例、CRT13例、全身化学療法を4例に実施した。MRIも全例に実施。 現在35症例の原発腫瘍由来生検組織のQuality checkは完了し、現在NGSでの解析作業中である。 今後は採血からcfDNAを抽出し、またNGS解析の結果から標的遺伝子変異を決定し、血漿で追跡するマーカーを決定し解析作業を進める予定。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ感染流行の影響もあり、症例集積がやや遅く推移したため1か年延長を要した。
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今後の研究の推進方策 |
1年で血漿サンプルを含めた解析作業を完了する予定。予後との関連を調査する必要もあるため、臨床情報の追跡も継続する。
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次年度使用額が生じた理由 |
症例集積がコロナ感染流行によって遅れ、解析作業も連動して令和4年度にかかってしったため。令和4年度中に本研究費でカバーする解析は完了する見込みである。
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