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2021 年度 研究成果報告書

大腸癌のゲノム・エピゲノム異常による短縮型癌関連糖鎖誘導と免疫抑制機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09151
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

岡山 洋和  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (20583397)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード大腸癌 / 糖鎖 / Tn抗原
研究成果の概要

大腸癌において、癌関連の短縮型糖鎖であるTn抗原が発現することが知られる。近年、Tn抗原のような腫瘍細胞表面の糖鎖は腫瘍微小環境において免疫抑制的なシグナルを誘導するとともに、それ自体が免疫チェックポイントとみなしうることが示唆されている。当研究では、免疫組織学的検討により500例超の大腸癌・大腸腺腫を評価し、一部の大腸癌、特にdMMR大腸癌においてTn抗原強陽性症例の存在を確認した。dMMR大腸癌において、Tn抗原強陽性症例はCD8陽性T細胞浸潤が低く、PD-L1陽性率も低いことがわかった。このような腫瘍はTn抗原を標的とした治療の適応となる可能性がある。

自由記述の分野

大腸癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

大腸癌、特にdMMR大腸癌において腫瘍免疫の抑制に重要な役割を果たすことが示唆されるTn抗原についてその臨床的意義を解明することは、大腸癌の進展や腫瘍免疫の生物学的機構を理解するために重要であり、または大腸癌治療の個別化にも寄与しうると考える。

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公開日: 2023-01-30  

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