具体的な研究成果を創出することができなかった.その原因として小腸瘻孔狭窄形成症例,CD病関連発癌手術症例が主で,肛門病変手術が数例と少なく,肛門検体採取に至ることが出来なかったことが挙げられる.レミケードなどの生物学的製剤による肛門病変病勢制御率が高くなり肛 門疾患専門病院におけるCD肛門病変手術症例は減少傾向にあることも理由として挙げられる. CDの臨床データベース作成を同時に行うことができ臨床学的重症度(IOIBD, CDAI)や臨床病理情報対比が迅速に行える用になったことは成果と考えている.
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