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2021 年度 研究成果報告書

自家静脈グラフト内膜肥厚抑制に向けた遠赤外線照射による新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09259
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55030:心臓血管外科学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

内田 大貴  旭川医科大学, 医学部, 講師 (80422038)

研究分担者 菊地 信介  旭川医科大学, 医学部, 講師 (80596297)
竜川 貴光  旭川医科大学, 大学病院, 助教 (80837914)
古屋 敦宏  旭川医科大学, 医学部, 講師 (90463752)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード遠赤外線 / 内膜肥厚 / 自家静脈グラフト / 重症下肢虚血 / FIRAPY
研究成果の概要

重症下肢虚血患者のバイパス手術における自家静脈グラフトには、内膜肥厚による再狭窄が発生するが、未だ有効な予防法は確立されておらず解決急務の課題である。バスキュラーアクセスの狭窄予防に対する遠赤外線照射(FIRAPY療法)をその病態近似性から自家静脈バイパスグラフトに応用する。In vitroでの基本的解析では、外膜(Fib)、中膜(SMC)を標的に4条件(1:37°C、2:Light、3:FIR、4:Dark)に分け増殖能、遊走能、遺伝子発現を評価した。線維芽細胞の増殖が平滑筋細胞に対して抑制的に作用する可能性が示唆された。今後SMCとの共培養や熱反応タンパク(HSP)との関連を加えていく。

自由記述の分野

血管外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

虚血肢に対する血行再建は、患者の下肢を守る、生活を守るための必須な手段方法である。殊に、透析、糖尿病の爆発的増加から対象患者も増加し、重症虚血患者に対するバイパス術のニーズは高い。術後20%前後で発症する進行性内膜肥厚は術後成績ひいては患者の予後に直結する一方で、未だ解決策のない喫緊の課題である。現状では、侵襲的な経皮的バルーン拡張や外科的修復に頼らなければならない。非侵襲的かつ、他領域(バスキュラーアクセス)での診療実績のある遠赤外線(FIR)照射による内膜肥厚による狭窄予防が可能となれば、血管外科学ならびに患者側にとってもブレイクスルーになることが大いに期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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