研究成果の概要 |
ラット心筋虚血モデルを用いて、デクスメデトミジン(DEX)を虚血前投与もしくは虚血後に投与し、心筋保護効果{虚血危険領域(AAR: area at risk)に占める心筋梗塞サイズ(IS:infarct size)の割合IS/AAR)}を評価した。各群のIS/AARは中央値で虚血群(n=8, 30.3%)、虚血前DEX投与群(n=15, 20.2%)、虚血後DEX投与群(n=5, 18.1%)となった。虚血群と虚血前DEX投与群、虚血群と虚血後DEX投与群間に統計学的有意差は認めず、本研究においてDEXは心筋保護効果を示さなかった。
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