• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

コクサッキーアデノウイルス受容体膜外ドメインの自己免疫性心筋炎における治療的意義

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K09401
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

西井 基継  横浜市立大学, 医学部, 講師 (20383573)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード自己免疫応答 / 心筋炎 / ウイルス受容体 / 血管内皮 / 心臓間質
研究成果の概要

心筋炎は心筋を主座とした炎症性疾患であり、心原生ショックという生命危機を来す劇症型心筋炎に移行する。本研究では、治療標的分子として心筋炎を惹起する代表的なコクサッキーウイルスに対応する受容体(CXADR)に注目した。マウス自己免疫性心筋炎モデル(EAM)において、CXADR発現は心筋炎極期においては血管内皮細胞および心臓間質に強く、心筋炎後には間質の発現は低下していた。故に、CXADRは心筋炎の発症進展において重要である可能性が示唆された。現在、血管内皮あるいは間質特異的CXADR欠損マウスを作製しており、今後はEAMを誘発することでCXADRのEAMにおける機能的意義を検討する予定である。

自由記述の分野

心不全 炎症免疫機構

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的意義に関して、CXADRは、心臓炎症および炎症後心筋細胞外マトリックス代謝における新たな制御分子として作用することが明らかとされる。さらに、ウイルス受容体の心不全治療標的としての新たな意義が明らかとされる。
社会的意義として、最近心不全患者患者急増しており、今後パンデミックを引き起こすことが厚生労働省の調査により試算されている。このような背景から、本研究によりCXADRの治療的意義が明らかとされれば、心不全パンデミックの軽減および抑止に繋がり、この結果医療経済学的にも有効な影響を及ぼすことができる。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi