研究成果の概要 |
開頭による嗅神経損傷モデルを作成。1) 両側嗅球破壊は、嗅覚は永続して消失、2) 両側嗅球線維離断は、一過性で自然回復。3) 一側外側嗅条(LOT)切断+対側嗅球破壊は、切断部位が嗅球からの距離に依存し、嗅球から遠位端では嗅覚障害なし、近位端では一過性障害。4) 両側LOT切断は、嗅球近位側の切断で、一過性中等度の嗅覚障害モデルを作成(n=10, 死亡率30%)。 嗅覚再生実験として1)にcollagen matrix充填では再生なし。2), 3)にIL-4誘導のメラトニンを腹腔投与したが、有意差を持った改善なし。切断部近傍にIba-1陽性のmicrogliaを認め、BDAで線維切断を確認した。
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