| 研究課題/領域番号 |
19K09695
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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| 研究機関 | 横浜市立大学 |
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研究代表者 |
上村 博司 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 准教授 (50244439)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | 前立腺癌 / レニン-アンジオテンシン系 / prorenin receptor / AT2レセプターリガンド / PD-L1 |
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| 研究成果の概要 |
C21を前立腺癌細胞に刺激すると、PD-L1発現の減少を認めた。ARBでLNCaPやPC3細胞を刺激すると、逆にPD-L1発現の上昇を認めた。ARBがPD-L1発現を亢進させることは、前立腺癌における免疫チェックポイント阻害剤の機能を促進する可能性を示していると推測した。
また、前立腺癌細胞におけるproRenin受容体（(p)RR）とAT1Rのシグナル伝達からAR発現の影響について調べた。前立腺癌細胞における(p)RR発現を、RT-PCRやウェスタンブロット法で確認した。さらに、LNCaP細胞をアンドロゲン（DHT）で刺激して(p)RR発現の変化をみると、発現の亢進が確認された。
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| 自由記述の分野 |
泌尿器科学
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ARBがPD-L1発現を亢進することは、免疫チェックポイント阻害剤（ICI）の有効性を誘導する可能性がある。前立腺癌はMSI-Hの発現が高くなく、ICIが効きにくいといわれている。したがって、ARBによるPD-L1発現亢進は、抗腫瘍効果を有するICIの適応を高める可能性があり、去勢抵抗性前立腺癌（CRPC）の治療に有用であると考えられる。CRPC治療は、ホルモン剤や化学療法などの併用だけでなく、ICIの併用が考慮されている。今後、ICIとの併用が現実的になる場合、ARB併用の抗腫瘍効果が期待できる。また、(p)RR発現との関係を調べていくことは、新たな前立腺癌治療の開発に繋がる。
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