研究課題/領域番号 |
19K09758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
吉元 千陽 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (00526725)
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研究分担者 |
山田 有紀 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (20588537)
小林 浩 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (40178330)
川口 龍二 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (50382289)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 卵巣腫瘍 / 内膜症性嚢胞 / 内膜症関連卵巣癌 / MRS / R2値 / R2 Predictive Index |
研究成果の概要 |
MRIを用いて非侵襲的に内膜症関連卵巣癌を鑑別することが可能であるが、今回、腫瘍径とCEA値を用いてこれに代用できることを示し、R2 Predictive Indexとした。このカットオフ値を18.70とすることで内膜症性嚢胞と内膜症関連卵巣癌を感度83.2%、特異度76.4%と高い精度で鑑別できることを示した。更に、この予測式を用いて、MRSを施行していない卵巣腫瘍[内膜症性嚢胞(54例)と内膜症関連卵巣癌(51例)]の良悪性を鑑別できるかを多変量解析で評価したところ、R2 Predictive Indexが独立した予測因子であることを確認した。
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自由記述の分野 |
卵巣癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで内膜症と内膜症関連卵巣癌の良悪性鑑別にはMRI検査が有用であることを示してきたが、本研究によりMRI検査を用いなくとも血液検査と超音波などの画像検査で容易に鑑別可能であることを示した。 本成果は容易にMRI検査を行うことができない地域や発展途上国などで良悪性の鑑別に役立ち、世界の卵巣癌の早期発見に貢献できると考える。
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