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2022 年度 研究成果報告書

胎児治療に向けた次世代型HIFUトランスデューサを用いた治療プロトコルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09763
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

市塚 清健  昭和大学, 医学部, 教授 (00338451)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードHIFU / 胎児治療
研究成果の概要

可変焦点式のHIFUトランスデューサに脱気冷却循環装置を一体化させた次世代型HIFU治療器を開発し、HIFU照射シーケンスおよび焦点部位と画像上の部位の最適化を行う。得られた諸条件からヒト胎児疾患の治療への応用へ資するための新知見、臨床手技を得ることが本研究の目的である。今回は胎児先天性横隔膜ヘルニアに対する胎児気管バルーン閉塞術(FETO)が施行された胎児FETOバルーン除去にHIFUを応用する際のプロトコル作成について実験を行い、バルーン破裂が可能な至適HIFU照射条件を得ることに成功し、胎児先天性横隔膜ヘルニアへの応用に向けてのプロトコル作成に資する諸条件に関する知見を得た。

自由記述の分野

超音波医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

少子化に歯止めががかからない現状で今までは助けることのできない胎児に対して胎児治療を行い無事胎児を出産に導くことは社会的課題と言える。胎児治療で最も重要なことは母体及び胎児への安全性の配慮である。しかし、現行の胎児外科治療は母体腹壁を通して医療機器を子宮腔内へ挿入する必要がある。そのため早産のリスクが少なからず存在する。一方、HIFU照射は母体に非侵襲で胎児治療を行を安全に行い得る。従来FETOバルーン除去は医療機器の子宮内挿入が必須であり母体侵襲を伴う。本研究成果では医療機器の子宮内挿入なしでバルーの除去を可能とする諸条件に関する知見を集積できたことは学術的のみならず社会的意義も大きい。

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公開日: 2024-01-30  

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