• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

新規免疫チェックポイント分子B7H3経路による子宮体癌転移能獲得の分子基盤解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K09769
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

井平 圭  北海道大学, 医学研究院, 特任助教 (50813820)

研究分担者 董 培新  北海道大学, 医学研究院, 特任助教 (50602504)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードB7H3 / 子宮体癌
研究成果の概要

新規免疫チェックポイント分子B7H3は、癌細胞に対する免疫細胞の攻撃力を弱め、癌細胞悪性形質の獲得にも寄与する。本研究では、独自に樹立した高浸潤性亜株及び癌幹細胞様sphere細胞を用い、体癌細胞悪性形質の獲得におけるB7H3の役割とmiR-199aまた変異型p53によるB7H3発現の制御機構の解明を試みた。研究の結果、CTDSPL及びmiR-199aの発現低下、また変異型p53が、B7H3の高発現を引き起こし、下流のPI3K/AKT及びSTAT3経路を活性化することで、体癌細胞の悪性形質の獲得に寄与することが明らかになり、B7H3が体癌の新しい治療標的となりうることが示唆された。

自由記述の分野

婦人科癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

体癌は最も頻度の高い婦人科悪性腫瘍の一つであり、患者数(特に若い世代)は年々増加傾向にある。体癌の進展に関わる分子基盤は十分には理解されておらず、依然として有望な創薬標的分子の同定は急務である。そこで、体癌において、癌の進展の促進に重要な役割を果たすB7H3を見出して、その関連分子経路を解明した。今後B7H3を標的することで、体癌細胞の転移能を阻害することができれば、体癌の新しい治療法を創出する可能性がある。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi