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2023 年度 研究成果報告書

骨吸収抑制と骨形成促進作用を持つゲラニルゲラニオールの骨代謝疾患への有効性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10060
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関城西大学 (2023)
明海大学 (2019-2022)

研究代表者

友村 美根子  城西大学, 薬学部, 客員研究員 (30217559)

研究分担者 友村 明人  明海大学, 歯学部, 名誉教授 (60188810)
鈴木 龍一郎  城西大学, 薬学部, 准教授 (20415201)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードゲラニルゲラニオール / 骨粗鬆症 / 関節リウマチ / 炎症 / 骨芽細胞 / 破骨細胞
研究成果の概要

健康な骨は骨吸収を担う破骨細胞と骨形成を担う骨芽細胞の相反する機能のバランスの上に維持されている。加齢や炎症などにより破骨細胞が優位になると骨破壊が進み骨粗鬆症を引き起こす。我々はゲラニルゲラニオール(GGOH)が破骨細胞の分化は抑制するが、骨芽細胞の分化は促進することを見出した。本研究ではGGOHの骨代謝疾患への有効性についてさらに検討した。その結果、GGOHは卵巣摘出による骨粗鬆症モデルマウスにおける骨吸収を緩和した。またⅡ型コラーゲン抗体とLPS投与による関節リウマチモデルマウスにおいて炎症性骨吸収を緩和した。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

加齢にともない骨粗鬆症に罹患する割合が高くなり、人々の健康や社会に影響を与えている。疾患成因に根差した予防や治療法が望まれている。培養細胞系を用いて抗炎症作用を持つGGOHは骨吸収を止めるだけでなく、同時に骨形成を促す有効的な天然化合物であることを示した。実際に骨粗鬆症や関節リウマチモデル動物を用いてGGOHの骨吸収抑制効果が観察され、GGOHの有効性が確認できた。今後、骨粗鬆症および関連する種々の代謝疾患の改善薬の開発に繋がる可能性が高い。

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公開日: 2025-01-30  

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